南米情報ブログ

ブラジル商用ビザの有効期間が延びました。

2012年1月12日

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。昨年は震災や原発事故があって、悲しいニュースの多い年でしたが、今年は明るい年になるといいですね。KIRツアーは今年も南米の魅力を存分に味わっていただけるようなツアーや情報をご提供できるよう励んでまいります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、年が明けてブラジル商用ビザに関してちょっとした朗報です。これまで最長90日間だったビザの有効期間が一気に3年まで延びました。とはいえ、ビザ発行から90日以内に入国しなければ失効してしまいますのでご注意ください。

商用ビザについての基本情報をご紹介します。

発行日から3年間有効で、その間何度でもブラジルに入出国できます。
 ただし、発行日から90日以内に1度も入国をしなかった場合は失効してしまいます。

1回の滞在は最長90日間許可されます。
 更に滞在を希望する場合は現地の連邦警察にてご自身で延長手続きをすれば、連邦警察の判断で最長90日延長可能です。

1年間に滞在可能な合計日数は180日。
 渡航時、さかのぼって1年以内に既に数十日滞在記録がある方は現地の入国管理官の判断でその回の滞在許可が90日より短い期間になる場合があります。また、その他の要因によっても入国管理官の判断でその回の滞在許可が90日より短い期間になる場合があります。

商用ビザはあくまでも商談目的の渡航が対象となります。技術供与や技術援助、機械備え付けやメンテナンス、修理等は別のカテゴリーのビザになりますのでご注意ください。

東京、名古屋、浜松各領事館とも同じ内容のビザが発行されますが、領事館によって必要書類が異なりますので、お住まいの地域の管轄と書類を予めご確認ください。(ビザ有効期間が3年になったことによる書類および料金の変更はありません。)
申請のための必要書類は⇒こちら 代行申請お申し込みの流れは⇒こちら

弊社でも取り扱いの多い商用ビザですが、2014年のワールドカップや2016年のオリンピックを前に更に商用渡航の増加が予想されます。年間に何度もブラジルに渡航しなければならないビジネスパーソンにとって、1度取得したビザで3年間も行き来ができるというのは大変便利なことですね。ただ長期間になった分管理しにくくなってしまう面もあると思いますので、有効期限にはくれぐれもご注意ください。

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アルゼンチン/ウルグアイ/パラグアイに行ってきました⑫-パラグアイ

2011年12月22日

パラグアイの魅力の大部分を占めるのが、今も色濃く残るグアラニー文化。自然との調和を重んじるグアラニー族の精神や言葉、民芸の技術が大切に受け継がれています。小学校ではスペイン語とともにグアラニー語が義務教育課程として入っているそうです。

グアラニー族はアルゼンチン、ボリビア、パラグアイ、ウルグアイ、ブラジルなど南米大陸で広く生活していた先住民ですが、ヨーロッパ人の上陸により急激に減少してしまいました。現在残っている人々も混血(メスティーソ)がほとんどです。しかしキリスト教を持ち込んだヨーロッパ人との交流は決して憎むべき歴史だけではなく、グアラニー族に新しい技術や文化を生み出したのも事実です。パラグアイ地域に布教に訪れたフランシスコ会というカトリック教会の宣教師たちは、自然を敬うグアラニー族の精神や存在を尊重して、友好を深めたといわれています。

アスンシオンから東南に約50㎞出るとYaguarónジャグアロン)という小さな町があります。グアラニー族の数々の神話が残るこの町には、キリスト教とグアラニー族両者の信仰が作り上げた美しい教会があります。木造の、一見教会とはわからないくらいシンプルな外観ですが、中に入ると一転。天井には国花のパッションフルーツ(果物時計草)が色彩豊かに描かれ、細かな美しい装飾を施した祭壇は守護のストーリーを示しています。太陽の光が射す南側には大きな入り口と窓があり、影とされる北側は3mもの厚い壁で頑丈に作られています。最上部に位置する像は、高めの鼻と長い髭をたくわえたヨーロッパ人と細目で色黒の肌のグアラニー族の顔が融合されています。斜めの模様が可愛らしい柱は自然木を移植したもので、これを軸に教会が建設されており、地面にしっかり根を生やして長い長い年月教会を支えています。

民芸品のÑandutíニャンドゥティ)もキリスト教とともにヨーロッパからきたレース編みの技術が始まりとか。グアラニー語で「蜘蛛の巣」という意味を持つように細かく糸が編まれ、白色はもちろんラテンの国らしい明るくカラフルな色味も目立ちます。編みこまれるモチーフはそれぞれに意味があり、「鳥」「蜘蛛の足」「魚」「花」「蟻」などさまざま。やはり自然のものが元となっています。San Bernardinoという町のYpacaraí湖畔に建つホテルHotel del Lagoはパラグアイ文化の博物館として知られ、貴重な家具や装飾品に加えてニャンドゥティのモチーフや作品が多く展示されています。エントランスに何気なく飾られたニャンドゥティのパラグアイ国旗は圧倒的に美しく、その技術と忍耐力に驚かされます。

ニャンドゥティは綺麗なことはもちろんとても軽いので、お土産には最適。大体が花瓶敷きやコースターのような形で売っていて、作者の方のお話では洋服に縫い付けても素敵よ、とのこと。なるほど土産店ではニャンドゥティが編みこまれたワンピースやシャツも売られていました。

現地ではジャグアロン観光やニャンドゥティ体験などのツアーがあります。興味のある方はこちらに参加してより一層深くパラグアイの魅力に迫ってみては?ツアーや航空券についての詳しい情報はお問い合わせください。

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アルゼンチン/ウルグアイ/パラグアイに行ってきました⑪-パラグアイ

2011年12月20日

今回最後の訪問国パラグアイへの移動はモンテビデオから飛行機で。現在日本発の航空券は大概、預け荷物20kg32kgなど規定の重さまでの代金が含まれていますが、今回利用したplunaという航空会社は、航空券代と預け荷物代が別々です。20kgまではUS$30でその後1kg毎にUS$5ずつ加算されます。こうした航空券をぐっと安くして、荷物がある場合は料金を支払って預けるというスタイルは増えているので、航空券を購入するときにチェックが必要です。案の定、皆さん機内持ち込みの手荷物が明らかに多い・・・。だからと言って機内スペースが特別大きいわけではありませんから、手荷物が多い場合は早めに搭乗口に並ぶことをオススメします。

モンテビデオの空港は小規模ですが近代的で綺麗です。搭乗口は免税店から左右に伸びた通路に1列に並んでいてわかりやすく、明るい雰囲気です。カフェや売店は若干高めの金額設定ですが、ウルグアイペソ、アルゼンチンペソ、パラグアイグアラニー、米ドルが使えます。預け荷物が別料金なくらいですから機内の食事も有料ですが、空港同様複数通貨に対応しています。

2時間弱の短いフライトを経てパラグアイの首都アスンシオンに到着すると、雰囲気がガラッと変わります。空港はモンテビデオと比べて更に小さくやや古風な印象で、赤道に近くなった分気温が上がります。中心街まではそう遠くありませんが、道中のどかで閑散として赤土と牧場が目立ちます。1860年代の三国同盟戦争により男性が激減したパラグアイの人口ですが、現在は持ち直し男女比に大きな差はありません。国民のほとんどがアスンシオンに集中しているといわれています。

季節は春から夏に向かう頃。ちょうど中南米を代表する花の一つジャカランダが満開を終え、並木道や公園が紫色から緑色に移り変わる途中でした。ブエノスアイレスではまだ蕾も固く、やっとこれから咲き始める状態だったのに、隣同士の国でもだいぶ差がありますね。ジャカランダは満開を迎えると、日本の桜のように惜しみないボリュームで咲き乱れ、街を彩ります。長期で周遊が可能であれば、時期を狙ってアスンシオンとブエノスアイレスをゆっくりお花見ツアーというのも素敵ですね。

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アルゼンチン/ウルグアイ/パラグアイに行ってきました⑩-ウルグアイ

2011年12月15日

ウルグアイの首都モンテビデオの町はヨーロッパのような町並みで、歴史ある古い建物が修理に修理を重ねて現在も使われています。コローニアと比べるとやはりかなり人通りが多く、交通量も増えます。

そしてなんだか気になるのは道行く人々の手に握られたポットと丸いカップ。南米の多くの国では、ハーブをごりごりとつぶしブレンドしたところにお湯を注ぐ「マテ茶」が広く飲まれています。人々は大概マイポット&カップ(グアンパ)を持っていて、ウルグアイでは常に持ち歩く姿が見受けられます。両手はいつもポットとカップでふさがって、不自由じゃないのかしら、という気もしますが、お好きなときに喉を潤し暖まり、ハーブの効能で健康を維持するようです。仲間内では誰か1人が持ってくるとそれを回し飲みすることもあるんですって。

気になるお味・・・ですが前述の通り、マイポット&カップで持ち歩くのが習慣ですしそれぞれの好みのブレンドですから、当然カフェやレストランでは売っていません。でも折角南米まではるばる来たのですから、できるだけ妥協はしたくないですよね、そんな方は現地の方にセットを借りて飲んでみてください。今回はカフェレストランFacalのオーナーさんが快く貸してくださいました。お湯を注いで少し冷ましたら、ボンビージャと呼ばれる銀のストローで飲みます。猫舌の私にはなかなか苦しい飲み物でしたが、味はやはりやや苦味が強いものの、すっきりとして心身温まる気がしました。ちなみにパラグアイでは後日ご紹介しようと思っていますが、冷マテ茶「テレレ」が主流です。

新市街を抜けて旧市街に入ると少し落ち着いた雰囲気になり、独立広場を抜けるとすぐに立派なソリス劇場が目を引きます。夜は少しドレスコードで劇場隣の素敵なレストランRARA AVISでお食事はいかがでしょう。ピアノの生演奏と美味しいお料理に厳選された多種のワイン。ライトアップされた劇場が幻想的な時間を演出します。

モンテビデオでも2月にはカーニバルがあり、踊ったりカンドンベと呼ばれる太鼓を叩いたりしながらたくさんの人がパレードします。ブラジルのリオのカーニバルほどの盛り上がりはありませんが、いろいろな仮装や音楽が間近で楽しめます。市内にはカーニバル博物館もあるので、興味のある方はぜひ立ち寄ってみてください。実際にカンドンベの演奏も聴くことができます。

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アルゼンチン/ウルグアイ/パラグアイに行ってきました⑨-ウルグアイ

2011年12月14日

最近南米ワインが注目を浴びていて、日本のワインショップでも多数取り扱っているのを見かけます。代表的なのはアルゼンチンワイン、チリワインですが、実はウルグアイもでもワインを生産しているのです。日本ではあまり知られていませんが、この国もまたアルゼンチンやチリと同じくブドウの栽培に適した気候と大地を持つワインベルト地帯に位置し、ワイン作りは300年もの昔から人々の生活の一部でした。安価で良質のワインとしてその成長は近年著しく、国際的なコンクールで賞を取ることもしばしば。ワイン業界ではなかなか注目株のようですよ。

使われているのは「TANNAT(タナ)」という品種で、主に南西フランスとウルグアイで栽培されています。強いタンニンが特徴で、時間と共にまろやかな味わいが出てくる長期熟成が可能なワインになるそうです。

そんなわけで、首都モンテビデオの郊外には数多くのブドウ畑とワイナリーがあり、観光客が旅の途中で立ち寄ることも可能です。今回訪問したFAMILIA DEICAS ESTABLECIMIENTO JUANICÓはモンテビデオの中心街から車で1時間ほど北上したところにあります。

一面に広がるブドウの脇には美しいバラの花。素敵な景色・・・だけではなく、これはちゃんと意味があるそうですね。バラとブドウはかかる病気や害虫が似ており、ブドウよりも繊細なバラの花が先にその害を受けることから、早期発見の役割を果たすのだそうです。ワインの知識がない私にはとても新鮮なお話でした。

広々としたブドウ畑を両脇に進んだ先には、リズミカルに機械音が響く工場とレンガ造りの可愛らしい建物。ひんやりとした地下に降りると、アルコール混じりのブドウの香りが充満した樽熟庫に静かに開封を待つ年季の入った樽が整然と並べられています。レトロな椅子に腰掛け、ワインの世界に思いを馳せながら試飲が楽しめます。

じっくり比べながら試飲するのは1階の食事スペースにて。おつまみと一緒にご自慢のワインの数々を紹介してくれます。ESTABLECIMENTO JUANIÓの代表的なワインはDon Pascual(ドン・パスカル)。樽の香りと独特の渋みが後を引きます。タナ以外にメルローやカベルネ・ソヴィニョン、シャルドネなどを使用したワインやスパークリングワインも取扱いがあります。

今回の旅で、アルゼンチンワインも何度か飲ませていただきましたが、素人の私がわかるほど違う特徴を持っていました。南米ワインと一口に言っても、各国各ワイナリーそれぞれの味わいが楽しめます。日本での認知度はまだまだ低いマニアックなウルグアイワイン。アルゼンチンやチリと組み合わせて、南米ワインの旅はいかがでしょう。

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